第31回ミュージックベル合奏コンテスト 結果発表 [2020年2月7日更新]
第31回ミュージックベル合奏コンテストは83チームの応募がありました。
2020年1月に第一次審査を行い、2020年2月5日に本審査を開催いたしました。
厳正な審査の結果を以下に発表します。

幼稚園・保育所の部
金賞 該当無し  
銀賞 該当無し  
銅賞 北方幼稚園(愛知県) 時代
  
小学生・中学生の部
金賞 呉scendo(広島県) パプリカ
銀賞 富士市立吉原第三中学校5組(静岡県) 世界に一つだけの花
銅賞 伊豆市立修善寺中学校(静岡県) Moon River
  
シニア・高齢者施設の部 
金賞 柿生アルナ園デイサービス(神奈川県)  「アルナの秋」オリジナル曲
銀賞 ハンド ドレミ(長野県) 水戸黄門のテーマ曲「あぁ人生に涙あり」
銅賞 塩手荘(岡山県) 夏の思い出

  
高校生・一般の部
金賞 森のトントゥ達(東京都) プレイアデス舞曲集より「ロンドの風景」
銀賞 ミュージックサークルアンダンテ(愛知県) エタ―ナリ―「ライムライト」より
銅賞 ベル アンダンテ(千葉県) 見上げてごらん夜の星を
  
テクニカル部門 
金賞 森のトントゥ達(東京都) ティコ・ティコ
銀賞 ベル クレール(大阪府) ティコ・ティコ
銅賞 Twinkle(愛知県) トリッチ・トラッチ・ポルカ
  
特別賞
協力しているで賞 耕野っ子リンガーズ(宮城県) 戦場のメリークリスマス
協力しているで賞 ミュージックサークルTeam Class9(静岡県) 千の風になって
シニア期待の星で賞 老人ホームアクラス白鷺会(福岡県)
工夫しているで賞 つきさむベルママ隊(北海道) やってみよう
  
一次審査で感じた事

今年も沢山のご応募ありがとうございます。
ミュージックベル合奏コンテストに初めて参加された方には其々のチームに関するコメント等を参考に来年またチャレンジしていただきたいと思います。

昨年参加されているチームの中には以前のコメントをしっかりと受け止め改善され、更に良い演奏スタイルで応募して下さった事にはその内容に驚き、感動しております。
特に技術的な事は言うのは簡単ですがそれを演奏に反映するのは大変な努力をされたのだろうと感じ心から応援したく、嬉しく思います。

細かな音価を何度も練習し、全体を通して演奏するだけではなくリズム練習を沢山重ねたのだろうと想像できる演奏もありました。
ピアノの練習と同様最初から最後まで通して演奏する方が楽しく、部分練習は楽しいものではありませんが、その努力は映像で見てとれました。

毎年、「一次審査で感じた事」には演奏技術の事をよくお伝えしていましたが、
今年はちょっと異なる側面からメッセージを送りたいと思います。

まず選曲についてはとても大切だと思います。
指導者がこれを演奏しましょうーではなく、演奏者に合った演奏者が望む曲を選ぶと心を一つに練習に臨むことが出来ると思います。

特に「音の引き算」は今後のテーマではないでしょうか。
人数分沢山の音が混ざり合って本来のメロディーが聴こえなかったり
市販の歌入り音源をバックに和音奏をする場合にもメロディーよりも実音の高いミュージックベルは大切なメロディーをかき消してしまいます。
全体のバランスを良く考えた上でのベルのパート作りをお勧めします。

楽譜を演奏する!という目的ではなく、選んだ曲を指導者または演奏者全員で沢山聴いて曲全体の流れを把握し、ここに感情を込めたいとかここは静かに抑えよう等ディスカッションした上で練習に取り組む事で間違いなく楽譜通り演奏しました!という無機質な音楽ではなく、聴いている側の心に訴えかけられる演奏になると思います。

また、指導者は演奏者を普段から知っている方ですので演奏者の力量を考え、配慮ある編曲・資料作り、そして指導をしていただきたいと感じました。

一次審査をしている日本ミュージックベル協会は音楽的に優れている作品か?と言う事を見ています。
しかし、そんなことよりも「これは凄い」と心に訴えかけて来る映像があります。
それは楽譜に忠実な演奏でダイナミクスも「強く」「弱く」「だんだん強く」というものではなく例えば、「高揚している」「内緒話?」「どんどん突き進む感じ」という様なまるでその曲の映像が見えてくるような仕上がりです。
多少音が抜けても、振るのが遅れても全体を通じて感動する作品です。

どうぞ次回参加される時には曲全体のイメージをしっかり持ってみて下さい。
これは一次審査で落とすわけにはいかない!という心に衝撃的な作品に出逢えることを待っています。

  

日本ミュージックベル協会


  
第31回ミュージックベル合奏コンテスト総評

今年も素晴らしい作品を拝見しました。有難う御座います。
今年は音楽の三要素「メロディー・ハーモニー・リズム」を指導者が充分に理解し、
セッションとしてピアノや他楽器を加えた作品もいくつかありました。
新鮮で良かったと思います。
そして本審査全体を通して感じたのは、VTRを送る前に今一度その映像を見て頂きたいという事です。ミュージックベルの音が響いているのか、ダイナミクスはどのように聴こえているか。そしてもしその音のバランスなど録音状態が悪いと感じたら
可能であれば再度録音し直して一番良い状態で応募していただきたいと思います。
ミュージックベルは誰でも演奏可能な簡単な楽器です。
腕を振れば音が出る訳ですから。
でもその中で最初から最後まで同じ音量でベルを演奏するのではなく、心の盛り上がりや静けさ等があれば音楽として更に良い作品になると感じます。
来年も皆様のご応募を楽しみにしています。

              
2020年2月吉日
日本ミュージックベル協会会長 作・編曲家 鈴木 邦彦